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栄作工房


家庭用レンジフードの製造・販売において国内トップシェアを誇る
富士工業グループ(FUJIOH)が立ち上げた「栄作工房」は、
オーダーメイドの金属加工を手掛けるスペシャリストチームです。

パリに本店を構える日本初上陸の
チョコレートショップ「ジャン-シャルル ロシュー」の壁面には
ブランドのアイコン、クロコダイルを鋼板で表現。
また、シナスタジアラボの一員として、ライゾマティクスらと共に手掛けた
共感覚体験装置「シナスタジア X1」では音・振動・光に
全身が包み込まれるチェアの筐体を制作するなど、
レンジフードで培った技術を幅広いジャンルで活かし
金属の持つ可能性を探求しています。

伝統やこだわり

栄作工房が誇る金属加工の技術は、大きく分けて4つあります。

自然の中にある葉っぱや岩などの質感を金属で表現する「自在成形」。
凹凸や柔らかな曲線などを塑性加工で表現する「逐次成形」。
複雑な模様やデザインをレーザーカットで表現する「微細裁断」。
まるで金属に見えないカラーリングや風合いを表現する「塗装加工」。
それらの技術をオーダーに合わせて組み合わせ、今まで世になかった製品を生み出しています。

製品ができるまで

ひとつとして同じ製品はない栄作工房は、当然ながら製造方法も毎回異なります。
さまざまなオーダーに応えるためには、卓越した職人技だけでなく、既存の技術や素材の使い方を捉え直すことのできる柔軟性や発想力も不可欠です。
実は、円がモチーフの双円製品においても、プレスや溶接などレンジフードを作るのと同じ工程が少なくありません。
塗装もレンジフードのカラーリングを応用しており、カラー塗装を施した後にさらにクリア塗装を行うことで独特の艶感、研磨を行うことでマットな質感をプラスしました。

開発ポイント

錫(すず)とは異なる表現ができる金属として、硬くて強いステンレスを採用しました。
ステンレスの硬さは耐久性やシャープさに優れますが、制作するうえでは非常に扱いづらい素材。
ワインクーラーの最も薄い部分はわずか0.5mm厚のため、非常に割れやすく、ゆえに削りづらくて絞りづらい。
双円ならではの柔らかな丸みを表現するのは至難の業でした。
複数のパーツにわけて、平板をプレス加工することで丸いふくらみとくびれを表現し、内側はワインボトルが収まりやすいよう直線にしています。
中空二層構造になったことで保冷性も高まり、見た目と機能を両立できました。

製品一覧

  • ワインクーラー
    (ステンレス/ネイキッド)

  • ワインクーラー
    (ステンレス/シアーホワイト)

  • ワインクーラー
    (ステンレス/硯ブラック)

  • ワインクーラー
    (ステンレス/ピアノブラック)

PROJECT MEMBER

【能作(のうさく):錫(すず)】
富山県高岡市の鋳物メーカー。伝統的な鋳物技術とモダンなデザインによる錫製品は世界で支持される。
【Sghr(スガハラ):ガラス】
千葉県九十九里町に工房を構えるガラスメーカー。ハンドメイドにこだわり、オリジナルの色ガラスにも定評がある。
【NAGAE(ナガエ):陶磁器】
愛知県瀬戸市の陶磁器メーカー。商品開発、製造だけでなくブランディングも行うなど活躍の幅は広い。