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NAGAE

NAGAEとは

愛知県瀬戸市。言わずと知れた瀬戸焼のふるさとです。
日本六古窯(ろくこよう)の一つとして、1,000年余りの歴史を持つ瀬戸焼は
日本最古の陶磁器であり、「瀬戸物」とも呼ばれ、焼き物の総称のように親しまれていますが、はじまりはここ瀬戸市。

明治43年創業のNAGAEは、瀬戸焼の型を製造・販売するメーカーとしてスタートしました。
瀬戸焼は分業制が一般的。その製造工程において、NAGAEは型づくりだけではなく
プロデューサー的立場としても手腕を発揮し、製品・ブランド開発なども積極的に推進。
伝統を守るだけではない、瀬戸焼の未来を担うメーカーとして注目を集めています。

NAGAEの伝統やこだわり

瀬戸焼は、型作り、生地作り、窯、研磨、転写と、工程ごとに専門作業を行う分業制と、
各工程における職人たちの細やかな手仕事によって成り立っています。

さらに、型を作るだけでも、「見本型」「原型」作りにはじまり、
実際に生地を流し込む「使用型」作り、その使用型を作るための「ケース型」作りと
非常に工程が多いのが特徴です。

研磨においても陶磁器専門の工房に依頼し、擦り方や回数を変えることで質感に違いを加えています。
双円の陶磁器のふたつの円が、それぞれ異なる風合いを見せるのは、研磨職人の手仕事の賜物です。

NAGAEの製品ができるまで

瀬戸を訪れ、それぞれの工房を回る中でどの職人さんも口を揃えて仰っていたのが、
双円ならではの、内側に入り込んだ口周りのゆるやかな曲線を表現することの難しさでした。

そこで、成形においては一般的な圧鋳込みではなく
「ガバ鋳込み」と呼ばれる伝統技法を採用しました。
これを手掛ける職人は70代。後継者がおらず貴重な技術となりつつあるといいます。

また、型づくりと焼成においては、焼く時の収縮率をどこまで見極められるかが課題で、
その絶妙なさじ加減は熟練した職人の量次第です。

NAGAEの開発ポイント

実は、錫、ガラス、陶磁器の3つの素材の中で最も苦労したのが陶磁器でした。

陶器の難しさは、どれほど型や生地を設計図どおりに作ったとしても、
釜に入れて焼いてみないと、どうでき上がるかが、わからないところにあります。
生地自体の重さで凹んだり、焼成中に収縮したりと、思わぬ仕上がりの連続。
しかも分業制なので、各工程で連携を取り合い調整しなくてはならず一筋縄ではいきませんでした。

それを理想どおりのかたちに表現できたのは、瀬戸の歴史が培ってきた一人一人の職人の手技と、
NAGAEのスタッフのプロデュース力があったからこそだと感じています。

NAGAE製品一覧

  • おちょこ
    (磁器/ホワイト×ビスク)

  • 小皿
    (磁器/ホワイト×ビスク)

  • 深皿
    (磁器/ホワイト×ビスク)

  • おわん
    (磁器/ホワイト×ビスク)

PROJECT MEMBER

【能作(のうさく):錫(すず)】
富山県高岡市の鋳物メーカー。伝統的な鋳物技術とモダンなデザインによる錫製品は世界で支持される。
【Sghr(スガハラ):ガラス】
千葉県九十九里町に工房を構えるガラスメーカー。ハンドメイドにこだわり、オリジナルの色ガラスにも定評がある。
【NAGAE(ナガエ):陶磁器】
愛知県瀬戸市の陶磁器メーカー。商品開発、製造だけでなくブランディングも行うなど活躍の幅は広い。