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NOUSAKU

能作とは

江戸時代に、加賀藩主・前田利長が開いた高岡は、「高岡銅器」の鋳物技術でその名を馳せ、
現在に至るまで鋳物の街として広く知られています。

能作は、この高岡の地で400年以上に渡って受け継がれてきた伝統や知恵に、
今の暮らしに沿ったデザインや発想をプラスして、高岡銅器にいち早く新風を呼び込んだメーカーです。

中でも純度100%の錫(すず)を使った食器や酒器はレストランなどでも多数採用されています。
国内はもとより、フランス、イタリア、アメリカ、香港、シンガポールなど世界中で愛されている、
洗練されたものづくりブランドの先駆者です。

能作の伝統やこだわり

金、銀に次いで高価な金属である錫は、抗菌作用に優れ、酒がまろやかになるとも言われています。
古くから酒器や茶器に使われ、その実用性と食卓に華やかさを与える輝きも大きな魅力です。

能作が生み出す錫製品のいちばんの特長は、純度100%の錫を使っていることにあります。
錫は、手で曲げられるほどに柔らかく、通常は他の金属を加えるものですが、
あえて錫だけを使うことで、素材本来のナチュラルな美しさが引き立ちます。

ただし、その柔らかさゆえに機械で作業できない工程も多く、繊細な手技を求められることも多々。
その実現困難な道であっても美しいものを追求する姿勢に、情熱とシンパシーを感じています。

能作の製品ができるまで

錫を熱して液体にし、型に流し込んだ後、冷やして形を作る方法を「鋳造(ちゅうぞう)」といい、
作る製品のサイズやフォルムに合わせて、いくつかの鋳造方法があります。

双円の製品づくりでは、職人が一つ一つの原型に対して、
少量の水分と粘土を混ぜた砂を押し固めて成形する「生型(なまがた)鋳造法」と、
より繊細なラインを描き出すため、シリコーンでオリジナルの型を作って錫を流し込む「シリコーン鋳造」の
二つの鋳造方法を使い分けています。

どちらも磨きをかけて仕上げますが、柔らかな錫は機械の力に耐えられないためすべてを手作業で行います。

能作の開発ポイント

鋳造と聞くと、溶かした金属を流し込んで固めて完成と思っている方もいるかもしれません。

ですが、「生型鋳造法」では、職人が一つ一つ砂をかけて押し固めて成形しなくてはならず、
一方「シリコーン鋳造」では、オリジナルの原型づくりからはじまり、しかも型は消耗品でした。
さらに、もっとも苦労するのが磨きにおける手作業の多さ。
双円の「かたち」の特徴であるふっくらとした柔らな曲線は、職人泣かせのシルエットでした。

何度も試作を繰り返し、職人が時間と手間を惜しまずに尽力した末に生み出された器は、
使う人の心に、彩りと安らぎを与えてくれる静謐な輝きを放ちます。

能作製品一覧

  • おちょこ
    (錫[すず])

  • タンブラー
    (錫[すず])

  • ビアカップ
    (錫[すず])

  • 片口(1合)
    (錫[すず])

  • 片口(2合)
    (錫[すず])

  • 豆皿
    (錫[すず])

  • 小皿
    (錫[すず])

  • 平皿(小)
    (錫[すず])

  • 平皿(中)
    (錫[すず])

  • 平皿(大)
    (錫[すず])

PROJECT MEMBER

【能作(のうさく):錫(すず)】
富山県高岡市の鋳物メーカー。伝統的な鋳物技術とモダンなデザインによる錫製品は世界で支持される。
【Sghr(スガハラ):ガラス】
千葉県九十九里町に工房を構えるガラスメーカー。ハンドメイドにこだわり、オリジナルの色ガラスにも定評がある。
【NAGAE(ナガエ):陶磁器】
愛知県瀬戸市の陶磁器メーカー。商品開発、製造だけでなくブランディングも行うなど活躍の幅は広い。